摂食障害とは
摂食障害には大きく分けて以下の4つの要因があります。
① | 家族要因 両親の別居や離婚など両親の不和、あるいは両親との接触の乏しさ、親からの高い期待、偏った養育態度 |
② | 心理的要因 否定的な自己評価あるいは低い自尊心(自己評価)。 |
③ | 文化的要因 「やせを礼賛し、肥満を蔑視する」西欧化した現代社会の影響。つまりスリムをもてはやす社会、文化の影響です。 |
④ | 遺伝的要因 治したいという気持ちを邪魔するものの筆頭に「完ぺき主義」や「全か無か」的考え方があります。少しでも失敗すると"全て駄目だ"と考えたり、少しでも期待することから外れると全てを否定的にとらえたりする考え方です。やせて飢餓の状態になると、こうした考えが助長されるようです。否定的な気分が強くなるからです。治療者と一緒にこうした考え方の癖に気づいていくことはこの病気を治す手助けとなります。 |
~厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」から~