ネット依存・ゲーム依存症

ネット依存・ゲーム依存専⾨のスタッフによる個別相談・家族教室

専⾨知識のあるスタッフが担当します。家族機能・不登校など、 広く思春期問題の相談を有料で⾏っております。
また、「TEAMS」アプリを用いたオンライン個別相談も開始いたしました。遠方の方や海外在住の方々からご好評を頂いております。

ネットゲーム依存担当スタッフ 周愛巣鴨クリニック 部⻑ ⼋⽊眞佐彦(精神保健福祉⼠・社会福祉⼠)プロフィール

予約料⾦について

  • 個別相談
    50分 11,000円(税込) 
ご予約にあたってのご注意

料⾦は前払いとなります。

  • 予約の変更は、3⽇前までであれば変更可能です。その場合、キャンセル料は発⽣いたしません。
  • 上記以降のキャンセル及び、ご連絡をいただけなかった場合にはキャンセル料が100%発⽣いたします。
  • 申し訳ありませんが、病気等避けられない事情の場合であってもキャンセル料が発⽣いたしますのでご注意下さい。

ネット依存・ゲーム依存の家族教室

周愛巣鴨クリニック ネット依存・ゲーム依存教室では専⾨スタッフの司会進⾏による講義部分と、同じ悩みを持つご家族同⼠で気持を分かち合うミーティングとで構成されています。またお⼦さんが回復に⾄った親御さんの体験発表も実施しております。
当院家族教室は安⼼できる雰囲気の中で、正しい知識と望ましい対処⽅法などを学べる場です。
※個別相談を⼀度お受けになられた⽅対象の家族教室となりますので、まずは⼀度個別相談のご予約をお願いいたします。

ご好評につき、これまで⽉に1回開催していた家族教室を毎⽉4回開催することになりました。
⽇程など詳細につきましては、お知らせページを御参照ください。ご予約制でのご参加となります。

ネットゲーム依存担当スタッフ 周愛巣鴨クリニック 部⻑ ⼋⽊眞佐彦(精神保健福祉⼠・社会福祉⼠)プロフィール

相談料金について

  • 家族教室
    11,000円(税込) 
ネット依存・ゲーム依存家族教室ご予約にあたってのご注意
  • 個別相談をお受けになられていない⽅は参加できません。
  • ⼀家族1名様までの参加となります。ご夫婦揃ってのご参加は受けかねます。
  • 上記以降のキャンセル及び、ご連絡をいただけなかった場合にはキャンセル料が100%発⽣いたします(11,000円)
  • 申し訳ありませんが、病気等避けられない事情の場合であっても全額のキャンセル料が発⽣いたしますのでご注意下さい。

ご予約
03-6902-1451

ネット依存・ゲーム依存

ネット依存・ゲーム依存とは

わが国の研究ではではネット依存・ゲーム依存傾向のある⼈は420万⼈と発表されており、極めて⾝近な問題であると⾔えるでしょう。

ネット依存・ゲーム依存には⼤きく分けて、
・オンラインゲーム型(男性に多い)
・コンテンツ依存型(YouTube閲覧、検索が⽌められない)
・繋がり依存型(⼥性に多く、SNSが⽌められない)
などがあります。それらが複合する場合もあります。

ネット依存・ゲーム依存も他の依存症と同様、家庭や学校(職場)の機能不全、現実世界での不快体験や不安などを緩和させてくれる効果(セルフメディケーション)があるところから始まります。しかし、このようなセルフメディケーションはやがて元の量や時間では物⾜りなくなっていきます。これを「耐性」と⾔います。耐性が⽣じますます過剰使⽤になった⼀⽅、現実世界での⼼的苦痛はなんら変わっていないため、徐々に⽣活上のあらゆることよりもネットゲームを優先するようになっていくことがあります。これを「コントロール障害」と⾔います。またネット依存・ゲーム依存は特にADHDとの⾼い関係性も特徴的です。

ネット依存チェック
  • 厚労省研究班が全国調査(中⾼⽣対象)で⽤いた「ネット依存」簡易チェック
    あてはまる項⽬が5つ以上ある⼈は、ネット依存度が⾼いとされています。

あてはまる:1点 あてはまらない:0点

  • あなたはインターネットに夢中になっていると感じますか?(例えば、前回にネットでしたことを考えたり、次回することを待ち望んでいたり、など)
  • 満⾜を得るために、ネットを使う時間をだんだん⻑くしていかねばならないと感じていますか?
  • ネット使⽤を制限したり、時間を減らしたり、完全にやめようとしたが、うまくいかなかったことがたびたびありましたか?
  • ネットの使⽤時間を短くしたり、完全にやめようとしたとき、落ち着かなかったり、不機嫌や落ち込み、またはイライラなどを感じますか?
  • 使いはじめに意図したよりも⻑い時間オンラインの状態でいますか?
  • ネットのために⼤切な⼈間関係、学校のことや、部活動のことを台無しにしたり、危うくするようなことがありましたか?
  • ネットへの熱中のしすぎを隠すために、家族、学校の先⽣やその他の⼈たちにうそをついたことがありましたか?
  • 問題から逃げるために、または、絶望的な気持ち、罪悪感、不安、落ち込みなどといったいやな気持から逃げるために、ネットを使いますか?
インターネットゲーム障害(DSM-V)

12か⽉以上、以下の5つ以上の項⽬が⽣じていますか?

  • 満⾜を得るために、ネットを使う時間を段々⻑くしていかねばならないと感じていますか?
  • ネット使⽤を制限したり、時間を減らしたり、完全にやめようとしたが、うまくいかなかったことが度々ありましたか?
  • ネット使⽤時間を短くしたり、完全にやめようとしたとき、落ち着かなかったリ、不機嫌や落ち込み、またはイライラなどを感じますか?
  • 使い始めに意図したよりも、⻑い時間ネットを使⽤していますか?
  • ネットのために⼤切な⼈間関係、学校のことや、部活動のことを台無しにしたり、危うくするようなことがありましたか?
  • ネットへの熱中のしすぎを隠すために、家族、学校の先⽣やその他の⼈たちに嘘をついたことがありますか?
  • 問題から逃げるために、または、絶望的な気持ち、罪悪感、不安、落ち込みなどといった嫌な気持ちから逃げるために、ネットを使いますか?

来談者様の声

患者様の声

中学受験合格のお祝いにゲーム機を買い与えたところ、どハマりしてゲーム三昧と昼夜逆転気味になり、どうして良いか途方に暮れているところ、スクールカウンセラーの紹介でこちらの相談に繋がりました。
当初は昼夜逆転や行き渋りをゲームのせい、と認識していましたが相談を続けるうちに、夫の仕事依存、私の過干渉など家族機能自体の問題に気付かされました。
夫との口論や子供への先回りをやめたところ、徐々に息子がリビングやキッチンで過ごす時間が増えて来ました。
そして「目的の無い雑談を増やしてみて下さい」というアドバイスを実践したところ、みるみる表情は明るくなり息子はゲーム以外の健康行動も楽しめるようになりました。
今では家族とも友人とも楽しく外出しています。時々は緊張のためか登校直前になると腹痛を訴えることもあるのですが、相談のアドバイスにより息子を急かさないように心掛けたところ遅刻しても登校できるようになりました。以前の息子なら完ぺき志向が強く少しでも遅刻した負い目があると登校できなかったので大きな進歩です。今思うと親の側に余裕が無くいつも息子に正論で詰め寄っていたことがゲーム依存の誘因だったと気付かされました。

急かさない家庭の雰囲気作りは夫婦関係の風通しも良くなり、その事も息子にとっては安心感増強に繋がったようです。無理矢理ゲームをやめさせようとする前に相談に繋がって本当に良かったと思います。
個別相談は毎回時間通りに始まり待たされるというようなことも全くない点もありがたかったです。

患者様の声

志望高校に合格した長女がアイドル推し活のためのSNSが止められなくなり、家庭内で口論が頻発するようになり、新聞記事を見て相談と家族教室に繋がりました。
若年期の依存や逸脱行動には家族機能と学校の校風など環境の問題が大きく作用していることを知りました。また家族教室に参加してみると多くのご家庭に父親過労気味、母親心配性、子供には人目が過剰に気になり状態的な緊張感があるHSP(感覚過敏)というような似ている点が多いことも分かりました。

家族教室では毎回CRAFT(Community Reinforcement and Family Training)と言う子どもの回復動機付け技法を学べたことがとても収穫でした。
そして人目疲れしやすいなどの生き難さを感じた長女にとってはSNSがコミニュケーション補助ツールでもあることにも親が理解を示したところ、安心したのか過剰なSNS使用は減り、ネコや観葉植物の世話など家庭内でも役割を持ってくれるようになりました。
また長女は学校ではいつも優等生として振舞い大人の顔色をうかがうタイプだったのですが、これは両親揃って一方的な期待を仕向け過ぎた結果だと気付かされました。
家族教室で回復したご家庭のお話を参考に「正しいこと」よりも「楽しむこと」を家庭でも学校でも優先するマネジメントをしたところ、推し活も収まりごく普通のファンといった感じに戻ることができました。
思えば、私たち親の側がお受験に過剰になっていたと思います。家族教室は毎回5名位と少人数のため親のリラックスやマインドフルネスような効果もありそうですので長女の回復後も毎月参加継続しています。